事業承継を行う際には、様々な税金が発生します。
事業承継の方法はいくつかありますが、税金は
相続または贈与された側が納めることになるので後継者のことを考えて
事業承継を進める必要があるのです。
しかし、何の税金が発生するのか把握できていない経営者の方もいると思います。
そこで今回は、
事業承継で発生する税金について解説していきます。
▼贈与税
贈与税は、経営者が生前に財産を贈与した際に発生する税金です。贈与の制度には暦年課税制度・
相続時精算課税制度・
事業承継税制があり、暦年課税が基本となっています。
相続時精算課税制度が導入されたことによって、近年は贈与税を利用する企業が増えています。
相続時精算課税制度が適用されると、2,500万円までの贈与税が非課税となります。
▼
相続税
相続税は、被
相続人から財産を
相続した際に発生する税金です。
相続税は
相続税総額をそれぞれの割合で分けて金額を算出するので、財産が多いほど
相続税の負担額も多くなります。
そのため、遺産分割を決める際は
相続税のことを考えなければなりません。
▼所得税
所得税は、贈与や
相続の場合には発生しませんが生命保険の保険金において課税されることがあります。これは、保険料の負担・受け取りと被保険者が親子関係である場合に適用され、
相続人が亡くなった時に払われる保険料が所得税の対象となるのです。
また、
事業承継後も事業収入から所得税が発生します。
▼まとめ
事業承継を行う際には様々な税金が発生します。
後継者のためにも節税したいという方は、気軽にご
相談ください。